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主な小児泌尿器科疾患
亀頭包皮炎
どんな病気?
男性器の皮が被っていることが原因で細菌が繁殖し、炎症や痛みなどの症状が現れるようになります。下着が擦れることや、強い刺激を受けることがきっかけとなって発症することもあります。お子さんの男性器の様子がいつもと違う、何か見た目が気になるという場合には、すぐにご来院ください。
主な症状
男性器の痛み、痒み、腫れ、水ぶくれ
包茎
どんな病気?
男性器の皮は、3歳から4歳くらいに自然とむけていきますが、中にはむけない子もいます。全く皮がむけない真性包茎の場合は、雑菌が溜まって亀頭包皮炎の原因となることもありますので、治療が必要です。特にお母さんは、最初の男の子を育てる際に、男性器のことがよくわらからずに悩むことが多いようです。正しい情報を知るだけでも安心感に繋がりますので、病気かどうかわからなくても、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
主な症状
男性器の皮がむけない、亀頭が見えない、炎症が起きている、排尿時に尿が溜まって膨らむ
夜尿症
どんな病気?
いわゆる「おねしょ」ですが、5歳から6歳くらいになっても治らない場合は、夜尿症という疾患である可能性が高いでしょう。発育障害を心配される親御さんもいらっしゃいますが、お薬で改善することがほとんどですので、早めにご相談いただければと思います。
主な症状
小学校入学後もおねしょが続く、おねしょが多い、起きている時は自分でトイレに行けるが寝ているとおねしょをしてしまう
当クリニックでの治療方針について
お子さんの排尿の状況がいつもと違う時や、男性器の様子が気になる時は、早めに泌尿器科にご相談いただくのがお勧めです。当クリニックでは、基本的にはお薬による治療を行っており、手術などが必要な場合には提携先の病院をご紹介させていただくようにしています。
特に包茎の治療については、真性包茎の場合は保険診療による治療を受けることができ、まずはお薬で皮をむけやすい状態にし、それでも治らない場合には手術をすることになります。放置しておいても問題ない包茎なのか治療が必要な包茎なのかわからないお母さんも多いと思いますので、気になるようでしたらお気軽にご相談ください。
※美容外科でも包茎の手術を実施しているところはありますが、「男性器の形を変える手術も一緒に勧められた」「手術後の跡が気になる」といったご相談を患者さんからお聞きすることも多々ありますので、クリニックをお選びになる際はご注意ください。